亜鉛:多く含む食品と効果を紹介!
亜鉛
体内にある亜鉛の95%以上は細胞内に存在し
200種類以上の酵素の構成成分として、体内の重要な仕組みに関わっています。
細胞分裂を正常に行って新しく細胞を作り、たんぱく質を合成することに使われるため
体の成長に欠かせない栄養素です。また、皮膚の炎症や傷の回復時に多く使われます。
血糖値を下げるホルモンのインスリンの合成、糖の代謝、アルコール代謝に
関わっています。
亜鉛が不足するとどうなる?
亜鉛が不足すると、小児の場合は身長や体重などの発育が遅れます。
思春期では第二次性徴が遅れます。
成人男性では性機能不全、妊婦では胎児の成長不良が起こります。
味覚障害や皮膚炎が起こります。味を感じ取っているのは舌の表面にある
味蕾(みらい)と呼ばれる部分ですが、亜鉛が不足すると味蕾の細胞の新陳代謝が悪くなり
味覚が狂う症状が出ます。
免疫力が低下し、風邪をひきやすくなる、感染症に対する抵抗力が落ちる
傷が治りにくくなる、などの症状が出ます。
マグネシウムが多い食品はこちら!
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豚レバー | 80gで
5.5mg |
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カキ | 2個(40g)で
5.3mg |
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牛もも肉 | 薄切り3枚(90g)
4.1mg |
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玄米ご飯 | 1膳(150g)で
1.2mg |
一日でどれぐらい取ればいいの?
30歳の男性では
推定平均必要量:8mg
推奨量:10mg
30歳の女性では
推定平均必要量:6mg
推奨量:8mg
とりすぎるとどうなる?
食物から取る分には、取りすぎることはないですが
サプリメントなどで多量の亜鉛を継続的に摂取すると、銅や鉄の吸収が阻害され
貧血、免疫障害、神経症状が出る場合があります。
急性中毒の症状としては、めまいや吐き気、HDL(善玉)コレステロールの低下も報告されています。
なるべく簡単に摂取するには
肉や魚介など、動物性食品に多く含まれます。
植物性食品だけに偏らないように、バランス良く食事することを心がければ
不足する心配はありません。
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