カルシウム:多く含む食品と効果を紹介!




カルシウム

 

カルシウムは、人間の体内に最も多く含まれるミネラルになります。

骨や歯、血液など身体の様々な部分に含まれています。

 

骨はカルシウムの貯蔵庫とも言われており、必要に応じてカルシウムを取り入れたり

血液中に溶け出させたりしています。

体内のカルシウムのうち、99%は骨中に。残り1%は細胞や血液中に存在し

心臓や全ての筋肉の正常な収縮を助けます。

 

また、神経伝達を正常に保つ機能や、成長ホルモンなどのホルモンの分泌、血液の凝固など

広い範囲の生理機能に関与しています。

 

カルシウムが不足するとどうなる?

 

成長期に不足すると、骨や歯が正常に形成されなくなります。

成人では、骨粗しょう症となります。

 

慢性的なカルシウム不足になると、骨から血液中へのカルシウム溶出が多くなり

余分なカルシウムが血管などに沈着します。これにより、高血圧や動脈硬化などの

原因ともなります。

 

カルシウムが多い食品はこちら!

カルシウムを多く含む食品 牛乳 コップ1杯(180g)で

198mg

カルシウムを多く含む食品 干しエビ 3尾(9g)で

639mg

カルシウムを多く含む食品 プロセスチーズ 1切れ(20g)

126mg

カルシウムを多く含む食品 モロヘイヤ 1/4束(60g)で

156mg

 

一日でどれぐらい取ればいいの?

30歳の男性では

推定平均必要量:550mg

推奨量:650mg

耐容上限量:2,500mg

 

30歳の女性では

推定平均必要量:550mg

推奨量:650mg

耐容上限量:2,500mg

とりすぎるとどうなる?

通常の食生活で取りすぎることはまずないですが、カルシウム剤と

吸収を高めるビタミンD剤を併用すると、高カルシウム血症になることもあります。

食欲不振、脱力感、ひどくなると昏睡や心停止が起きる場合もあります。

 

また、一日あたりの上限量を超える日が長く続くと、尿路結石が起こる場合もあります。

 

なるべく簡単に摂取するには

牛乳などの乳製品、小魚、大豆製品に多く含まれています。

また、カルシウムの吸収を助けるビタミンD、吸収されたカルシウムを骨に取り込むのを

助けるビタミンKを一緒に摂取することで、より摂取しやすくなります。