銅:多く含む食品と効果を紹介!
銅
体内に80mg程存在する必須元素で
その半分が骨や筋肉に、1割が肝臓に存在しています。
血液中の銅のほとんどはたんぱく質と結合しており
セルロプラスミンという酵素たんぱく質の構成成分として存在しています。
赤血球のヘモグロビン合成には、鉄が必要になりますが
鉄単体ではヘモグロビンには組み込まれず、セルロプラスミンによって酸化されないと
ヘモグロビンが利用できません。
そのため、銅は貧血の予防に働くと言えます。
赤血球中にある銅の多くはスーパーオキシドジスムターゼという酵素の中にあり
動脈硬化や糖尿病の進行を促進する活性酸素を分解する働きがあります。
そのため、動脈硬化や糖尿病の予防に働くと言えます。
銅が不足するとどうなる?
銅の推奨量は成人男性で1.0mgと少なく、多くの食品に含まれているため
普通の食生活をしていれば不足することは殆どありません。
不足した場合は、鉄が充分であっても、ヘモグロビンが合成できないため
貧血になります。また、骨が脆くなったり、毛髪の色素が抜けたりします。
銅が多い食品はこちら!
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牛レバー | 80gで
4.24mg |
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イイダコ | 1ぱい(45g)で
1.33mg |
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カキ | 2個(40g)
0.36mg |
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そら豆 | 1/3カップ(40g)で
0.48mg |
一日でどれぐらい取ればいいの?
30歳の男性では
推定平均必要量:0.7mg
推奨量:1.0mg
30歳の女性では
推定平均必要量:0.6mg
推奨量:0.8mg
とりすぎるとどうなる?
過剰にとった分は、主に便中に排泄されるので
日常の生活の中で取りすぎによって、何らかの症状が現れることはありません。
摂取量が少ない場合には吸収率が高く、多いと吸収率が低くなるため
過剰症になることを防いでくれます。
なるべく簡単に摂取するには
牛、豚、鶏などのレバーや魚介など、動物性食品に多く含まれます。
植物性食品だけに偏らないように、バランス良く食事することを心がければ
不足する心配はありません。
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