にんにく:栄養成分を紹介!匂い成分のアリシンで殺菌




 

にんにく

にんにくは、西アジアが原産地で、ユリ科の植物。

日本にも古事記や日本書紀で悪疫退散に用いられたと書かれており、昔から存在していた。

 

ビタミンBとミネラルが豊富

ビタミンAは含まれていないものの、ビタミンB群、ビタミンCビタミンE

を含んでおり、特にビタミンB1は100gあたり0.19mgと多く含まれます。

また、ミネラルとしては、カルシウムカリウム亜鉛マグネシウムとバランスよく含まれています。

 

匂いの素、アリシンの効果

にんにくで特徴的なのは、あの強烈な匂い。

あの匂いは硫化アリル類のアリシンによるものです。

アリシンには強力な殺菌作用(風邪のウイルス、O157も殺菌する)があり

ビタミンB1の吸収を高め、持続性を発揮してスタミナを付ける効果があります。

 

また、アリシンは毛細血管を広げて、心臓や胃腸の機能を活発にし、冷え性を改善します。

動脈硬化や血栓の予防、神経痛や肩こり、腰痛などにも効果があります。

 

アリシンはビタミンB1と結合すると、アリチアミンという物質となり

ビタミンB1とともに、疲労を回復させる効果があります。

 

S-アリルシステインの効果

アリシンが分解される時に、S-アリルシステインという含硫アミノ酸を作ります。

これは血液中の善玉コレステロールを増やし、悪玉コレステロールを減らす効果があります。

動脈効果、脳梗塞、心筋梗塞などの生活習慣病予防に効果があります。

 

また、含硫アミノ酸には発ガン物質を取り除く作用もあるため

ガン予防にも効果ありです。

 

にんにくの保存法

傷を付けないようにバラして、ラップに包んで冷蔵庫の野菜室で

保管すると良いです。

 

にんにくの主な栄養素

1本中の栄養成分

カリウム 32mg
食物繊維 0.3g
ビタミンB1 0.01mg