マンガン:多く含む食品と効果を紹介!
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マンガン
植物中のマンガンは胃酸の塩酸で溶けて小腸上部から吸収されます。
吸収されたマンガンは肝臓へ送られ、様々な酵素の補酵素として働きます。
植物に広く多く含まれますが、動物にはごく微量しか含まれません。
人の体内には、約12mg存在しておりカルシウムやリンなどとともに
骨を作ったり分解したりという骨の代謝に関わっています。
特に成長期には、骨の発育に欠かせないミネラルです。
肝臓、腎臓、毛髪に比較的多く含まれており、糖質や脂質の代謝
たんぱく質やDNAの合成に関わる酵素の補酵素として成長や生殖に関わっています。
マンガンが不足するとどうなる?
植物性食品に広く含まれているため、欠乏することはあまりありません。
不足すると、成長阻害や骨格の発育不全、生殖機能障害、低コレステロール血症
糖質・脂質代謝の異常が起きます。
マンガンが多い食品はこちら!
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緑茶 | 1杯分(120g)で
5.52mg |
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玄米ご飯 | 1膳(150g)で
1.56mg |
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モロヘイヤ | 1/4束(60g)
0.79mg |
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栗(生) | 小3個(50g)で
1.64mg |
一日でどれぐらい取ればいいの?
30歳の男性では
目安量:4.0mg
耐用上限量:11mg
30歳の女性では
目安量:3.5mg
耐用上限量:11mg
とりすぎるとどうなる?
日常の食生活で取りすぎることはないですが
鉱山労働者などでの急性の中毒としては肺炎
慢性の中毒としてはパーキンソン病に似た中枢神経系の障害が知られています。
なるべく簡単に摂取するには
穀類、野菜類、豆類など植物性食品に含まれますが、動物性食品にはあまり含まれません。
動物性食品だけに偏らないように、バランス良く食事することを心がければ
不足する心配はありません。
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