牛乳:栄養成分を紹介!体を温めて血行改善!
牛乳
牛乳は乳牛から分泌される液体で、特有の匂いと味があります。
代表的な乳牛はオランダ産のホルスタイン種で、日本の殆どの乳牛もホルスタイン種です。
大型乳牛の一年間の乳量は、5000kgにもなります。
一般に出回っている牛乳は、絞ったままの生乳を殺菌したもので
120〜150℃で瞬間的に殺菌する超高温殺菌
73℃で15秒ほど殺菌する高温殺菌
62〜65℃で殺菌する低温殺菌
があります。
どれも栄養価は変わりませんが、味が多少変わってきます。
栄養価としては、良質なタンパク質、乳化脂肪、乳糖、ビタミン、ミネラルなどを
バランス良く含んでおり、中でもカルシウム量が非常に多いです。
カルシウムで骨粗鬆症を防止
カルシウムは、100gの牛乳中、110mgも含まれており
コップ1杯の牛乳で、成人の1日のカルシウム必要量の1/3が満たされます。
(1日の必要量は600mg)
また、カルシウムの吸収を助ける、カゼインと呼ばれるタンパク質も含まれており
元々は吸収しづらいカルシウムの吸収率を60%程度に上げています。
カルシウムには、骨や歯を丈夫にする効果があるため、骨粗鬆症に有効ですが
イライラや興奮を鎮める、緊張をほぐす効果もあり精神安定効果も高く
心臓の収縮を安定させる効果もあります。
また、牛乳に含まれるミルクベーシックプロテインというタンパク質が含まれており
骨芽細胞を増やし、活性化させ骨の形成を助け、骨を破壊する細菌の働きを抑制して
骨からカルシウムが溶け出すことを防ぎます。
乳糖で便秘予防
牛乳に含まれる糖質の殆どを占める、乳糖は
体内の有害物質を取り除いて、腸内の善玉菌を増やす働きがあり
便秘予防に効果的です。
ただ、牛乳をそのまま飲むと下痢をする人もおり、
その人は乳糖を消化できない体質、だと考えられます。
その場合は、牛乳を温めて、少しずつ量を増やしていくのが良いと思われます。
腸内の乳糖を分解する酵素が増えてくると、だんだんと飲めるようになってきます。
加熱しても栄養を失いにくい
牛乳は加熱によって栄養分が損なわれにくい食材です。
そのため、肉や魚のミルク煮、牛乳系のリゾット、グラタンなど
普通に牛乳を飲むだけでなく、料理に工夫するのが良いです。
牛乳を足すことによって、肉や魚などの臭みを取ってくれます。
牛乳の主な栄養素
210g分の栄養成分
タンパク質 | 6.9g |
カルシウム | 231mg |
ビタミンB2 | 0.32mg |
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