牛乳:栄養成分を紹介!体を温めて血行改善!

2020年4月15日




ビタミンB2

牛乳

牛乳は乳牛から分泌される液体で、特有の匂いと味があります。

代表的な乳牛はオランダ産のホルスタイン種で、日本の殆どの乳牛もホルスタイン種です。

大型乳牛の一年間の乳量は、5000kgにもなります。

 

一般に出回っている牛乳は、絞ったままの生乳を殺菌したもので

120〜150℃で瞬間的に殺菌する超高温殺菌

73℃で15秒ほど殺菌する高温殺菌

62〜65℃で殺菌する低温殺菌

があります。

どれも栄養価は変わりませんが、味が多少変わってきます。

 

栄養価としては、良質なタンパク質乳化脂肪乳糖ビタミンミネラルなどを

バランス良く含んでおり、中でもカルシウム量が非常に多いです。

 

カルシウムで骨粗鬆症を防止

カルシウムは、100gの牛乳中、110mgも含まれており

コップ1杯の牛乳で、成人の1日のカルシウム必要量の1/3が満たされます。

(1日の必要量は600mg)

 

また、カルシウムの吸収を助けるカゼインと呼ばれるタンパク質も含まれており

元々は吸収しづらいカルシウムの吸収率を60%程度に上げています。

 

カルシウムには、骨や歯を丈夫にする効果があるため、骨粗鬆症に有効ですが

イライラや興奮を鎮める、緊張をほぐす効果もあり精神安定効果も高く

心臓の収縮を安定させる効果もあります。

 

また、牛乳に含まれるミルクベーシックプロテインというタンパク質が含まれており

骨芽細胞を増やし、活性化させ骨の形成を助け、骨を破壊する細菌の働きを抑制して

骨からカルシウムが溶け出すことを防ぎます。

 

乳糖で便秘予防

牛乳に含まれる糖質の殆どを占める、乳糖

体内の有害物質を取り除いて、腸内の善玉菌を増やす働きがあり

便秘予防に効果的です。

ただ、牛乳をそのまま飲むと下痢をする人もおり、

その人は乳糖を消化できない体質、だと考えられます。

その場合は、牛乳を温めて、少しずつ量を増やしていくのが良いと思われます。

腸内の乳糖を分解する酵素が増えてくると、だんだんと飲めるようになってきます。

 

加熱しても栄養を失いにくい

牛乳は加熱によって栄養分が損なわれにくい食材です。

そのため、肉や魚のミルク煮、牛乳系のリゾット、グラタンなど

普通に牛乳を飲むだけでなく、料理に工夫するのが良いです。

牛乳を足すことによって、肉や魚などの臭みを取ってくれます。

 

牛乳の主な栄養素

210g分の栄養成分

タンパク質 6.9g
カルシウム 231mg
ビタミンB2 0.32mg