モリブデン:多く含む食品と効果を紹介!
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モリブデン
食事中のモリブデンは、胃と小腸から吸収されます。
モリブデンは赤血球やマクログロブリンという結しょうたんぱく質と結合して血中を流れて
体内の各組織に送られます。肝臓、腎臓、副腎に多く含まれており、成人の体内に約9.3mg含まれます。
モリブデンは主に肝臓や腎臓で、キサンチンオキシダーゼなどの構成成分となっています。
糖質や脂質の代謝を進めて、エネルギーになるのを助けたり、鉄を利用しやすくして貧血の予防になります。
また、プリン体が尿酸に分解するのを助け、体外に排泄します。
モリブデンが不足するとどうなる?
通常の食生活で欠乏症が出ることは、ほぼありません。
完全静脈栄養の患者でモリブデン欠乏となった場合は、血液中の尿酸の減少、神経過敏、昏睡などの
神経症状が報告されています。
モリブデンが多い食品はこちら!
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糸引き納豆 | 1パック50gで
145μg |
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枝豆 | 40g
96μg |
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玄米ご飯 | ご飯1膳(150g)で
51μg |
一日でどれぐらい取ればいいの?
30歳の男性では
推定平均必要量:25μg
推奨量:30μg
耐用上限量:550μg
30歳の女性では
推定平均必要量:20μg
推奨量:25μg
耐用上限量:450μg
とりすぎるとどうなる?
尿として速やかに排泄されるため、過剰症は起こりません。
なるべく簡単に摂取するには
モリブデンは吸収されやすいミネラルなので、通常の食生活であれば、不足の心配はほとんどありません。
植物性食品では穀類、豆類、果実類に多く含まれています。
動物性食品ではレバーに特に多く含まれ、肉・魚類などから摂取できます。
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