ナイアシン:多く含む食品と効果を紹介。アルコールを分解!




ナイアシン

化学名は「ニコチン酸、ニコチンアミド」

ナイアシンは、ビタミンB群の一種です。

食品から摂取した、糖質や脂質、たんぱく質をエネルギーに変えるときに必要になります。

また、アルコールを飲んだ時に体内で作り出される、アセトアルデヒドを分解する酵素にも使用されます。

アセトアルデヒドは、頭痛や吐き気などの二日酔いの原因となる成分です。

お酒を多く飲む人は、十分に摂取する必要があります。

 

また、皮膚や粘膜の健康を保ち、脳神経の働きを助ける効果もあります。

 

ナイアシンが不足するとどうなる?

基本的に、日本ではナイアシンの欠乏症はあまり見られません。

たんぱく質を十分に取っていれば、体内で合成されるため。

ただ、アルコール依存症の人は、充分に食事を取らずにアルコールのみを摂取するため

アルコールの分解にナイアシンを消費し、欠乏症となることもあります。

 

ナイアシンの欠乏症になると、ペラグラという病気になります。

ペラグラは皮膚炎や下痢が起こり、悪化していくと頭痛、イライラ、めまいや認知症などの症状が出ます。

 

 

ナイアシンが多い食品はこちら!

ナイアシンを多く含む食品 カツオ 刺身5切れ分で

15.2mg

ナイアシンを多く含む食品 クロマグロ(赤身) 刺身6切れ分で

11.4mg

豚レバーを多く含む食品 豚レバー 80g分で11.2mg
ナイアシンを多く含む食品 タラコ 1/2本分で(25g)で

12.4mg

 

一日でどれぐらい取ればいいの?

30歳の男性では

推定平均必要量:13mg

推奨量:15mg

 

30歳の女性では

推定平均必要量:10mg

推奨量:12mg

 

なるべく簡単に摂取するには

ナイアシンは、熱や光、酸やアルカリなどに比較的安定していて

調理や保存でも壊れにくいビタミンです。

 

ただ、熱湯には溶けやすいため、煮物にすると煮汁に70%が溶け出してしまいます。

そのため、煮物にする場合はスープとしておかずを作ると、

煮汁ごと食べれるので簡単に、効率良く摂取出来ると思います。