桃:栄養成分を紹介!食物繊維ペクチンが便秘予防




桃はバラ科の落葉木。

中国が原産ですが、弥生時代の遺跡からも桃の種子が出土しているため

日本にはかなり古い時代に渡来したと考えられています。

 

桃の特徴はカリウムが豊富なこと。

また、食物繊維のペクチンが豊富です。

その他のミネラル、ビタミンはそれほど多くは含まれていません。

 

カリウムでむくみ防止

桃に含まれているカリウムには、利尿作用があり

余分な塩分を体外に排出してむくみを取る、高血圧を防止する効果があります。

 

食物繊維ペクチンが下痢、便秘に効く

桃は食物繊維が非常に豊富で、水溶性食物繊維のペクチン

便を柔らかくしてくれたり、蠕動運動が激しい時には

穏やかにする働きもあるので、便秘にも下痢にも効果的です。

 

また、ペクチンは消化されないまま大便となって排出されますが

その時腸内の老廃物、有害物質、コレステロールなどを吸着してくれます。

 

種子、花の効能

桃の種子は、漢方では「桃仁」と呼ばれており

脂肪油アミグダリンという物質を含んでいます。

主に女性の月経不順や月経痛、更年期障害などに効果があると言われています。

 

また、桃の花はケンフェロールという物質を含んでおり

利尿作用があります。

 

桃の主な栄養素

桃1個中の栄養成分

カリウム 306mg
食物繊維 2.2g
ビタミンE 1.2mg