豚肉:栄養成分を紹介!ビタミンB1がたっぷり!




豚肉

炒め物、トンカツなど様々な料理に使われる豚肉。

 

焼肉にすると油が多く出ることもあって、豚肉は脂っこいと思われがちですが

実は牛肉よりも脂質は少なめです。

 

牛肉と同じようにタンパク質が豊富に含まれていますが

ビタミンB1の含有量は、豚肉の方がかなり多く牛肉の8〜10倍も含まれています。

100gの豚ヒレ肉の場合、1.22mgのビタミンB1が含まれており

これだけでビタミンB1の1日の必要量を満たすほどになります。

 

ヒレだけで無く、他の部位もビタミンB1は多く含まれており

食品全体の中でも豚肉のビタミンB1の含有量は、トップクラスとなっています。

 

 

豚肉の脂肪でコレステロール低下

豚肉の脂肪には、オレイン酸ステアリン酸と呼ばれる成分が含まれており

これらの成分はコレステロールを低下させる効果があり、動脈硬化の予防に有効です。

オレイン酸は肝臓で悪玉コレステロールが処理される働きを助けます。

 

また、豚肉のタンパク質には非常に良質で、このタンパク質から作られる

ペプチドにもコレステロールを下げる働きがあります。

 

このペプチドは、胆汁酸と結合する性質があり、コレステロールが胆汁と結合して

血管に吸収される働きを防ぎます。その結果、コレステロールは血管に取り込まれることなく

排出されます。

また、このペプチドは、肝臓の機能を活発にする効果があり、アルコールの分解を促すなど

二日酔いに有効です。

 

ビタミンB1で疲労回復

豚肉に豊富に含まれるビタミンB1は、糖質の代謝を促してエネルギーに変換し

疲労物質が溜まるのを防ぐ効果があります。

自律神経を整える効果もあるので、更年期障害、自律神経失調症などを緩和させる効果もあります。

 

現代人に多いと言われる自律神経失調症。

ビタミンB1はストレスがかかった時に多く消費されますので

普段から意識的に豚肉を摂取し、疲れ、ストレスなどから体を守っていきましょう。

 

豚肉の主な栄養素

40g分の栄養成分

タンパク質 7.4g
ビタミンB1 0.26mg
ビタミンB2 0.09mg