リン:多く含む食品と効果を紹介!インスタント食品に含まれるため摂りすぎないように注意!
リン
骨や歯などを作る主材料となり、体内のリンの85%は、骨や歯の構成成分として
カルシウムとともに存在しています。骨の中では、カルシウムと結合して
ハイドロキシアパタイトという形で存在し、骨の硬度を保っています。
ATP(高エネルギーリン酸化合物)の構成成分として、エネルギーを蓄える働きをしています。
血液やリンパ液などに含まれるリン酸塩は、酸と塩基のバランスや浸透圧の調整など
生理機能の維持に働いています。
リンが不足するとどうなる?
リンが不足すると食欲不振、体重減少が起こり、長期的に欠乏すると
骨軟化症になることもあります。
ただ、リンは多くの食品に含まれているため、通常の食事を採っていれば
不足することはありません。
リンが多い食品はこちら!
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うなぎの蒲焼 | 80gで
10.4mg |
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豚レバー | 80gで
272mg |
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玄米ご飯 | ご飯1膳(150g)
195mg |
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牛乳 | コップ1杯(180g)で
167mg |
一日でどれぐらい取ればいいの?
30歳の男性では
目安量:1,000mg
耐容上限量:3,000mg
30歳の女性では
推定平均必要量:800mg
推奨量:3,000mg
とりすぎるとどうなる?
リン摂取量が一日あたり2gを超えると、過剰摂取となります。
リンを摂りすぎると、カルシウムの吸収が悪くなります。
血中カルシウム濃度が下がると副甲状腺ホルモン(PTH)の作用により、骨のカルシウムが
溶け出します。そのまま続くと、骨粗しょう症の原因となります。
なるべく簡単に摂取するには
食品添加物にリンが含まれているため、リンの摂りすぎが問題となっています。
リンを摂りすぎると鉄やカルシウムの吸収を妨げるため
鉄分を摂取したい貧血の人や、骨の成長が重要な10代、骨量が不足しがちな高齢者は
リン酸塩を含む加工食品やインスタント食品などを摂りすぎないようにすることが重要です。
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