梅:クエン酸で食欲増進、疲労回復!




梅は中国が原産のバラ科の植物。

日本には550年頃に奈良の都に伝わったとされています。

 

生の梅には有毒の青酸化合物アミグダリンが含まれているので

そのまま食べれません。

一般的には、梅干しや梅酒などに加工して食べることになります。

 

梅の栄養素としては、ビタミンE食物繊維が多い程度ですが

梅のすっぱさの元になっているクエン酸リンゴ酸ピルビン酸などの有機酸が

多く含まれており、この物質が様々な効能を持っています。

 

クエン酸で疲労回復、食欲増進!

梅のすっぱさの元になっている強い酸味成分のクエン酸

糖質の代謝を促進して、乳酸などの疲労物質がたまるのを防ぐため疲労回復に有効

乳酸の刺激によって起こる腰痛や肩こりなどの痛みを緩和する効果もあります。

また、クエン酸は強力な殺菌、抗菌作用、食欲増進、血行促進など様々な効果!

大腸の蠕動運動にも作用して、便通を良くする効果もあります。

 

風邪を引いた時には梅干しの黒焼きを食べるといいなど

1日1個の梅干しは万病の予防につながるとも言われています。

酸味が苦手な人もいますが、積極的に取るようにしましょう。

 

梅の主な栄養素

梅1個中の栄養成分

カリウム 18mg
食物繊維 0.3g
ビタミンE 0.2mg