ビタミンK:多く含む食品と効果を紹介!骨を健康に!
ビタミンK
ビタミンKは、血液を凝固させるために不可欠な栄養素です。
血液を凝固させる物質であるプロトロンビンが肝臓で作られるために必要な物質です。
また、血液は出血した場所以外では、凝固せず正常に流れている必要があります。
この凝固を抑える効果がある物質の合成にもビタミンKが必要となります。
よって、血液が正常に身体を循環する際に重要な役割を持つ栄養素です。
その他、ビタミンKは、ビタミンDとともに骨の健康に不可欠なビタミンです。
ビタミンDは腸からのカルシウム吸収を助ける栄養素ですが、ビタミンKはおもに
吸収されたカルシウムを骨に取り込むことを助ける栄養素となります。
そのため、骨粗しょう症の予防に有効です。
ビタミンKが不足するとどうなる?
腸内細菌からも作られるため、不足することはほぼありません。
長期間抗生物質を服用したり、肝臓などに障害がある場合に不足します。
ビタミンKが不足すると、血液を凝固させる物質が減少し、出血しやすくなり
血が止まりにくくなります。
骨にカルシウムが吸収されにくくなり、骨がもろくなります。
新生児期は腸内細菌が少なく、母乳に含まれるビタミンKが少ないため
妊娠中から母親がビタミンKをしっかりと摂ることが大切です。
ビタミンKが多い食品はこちら!
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モロヘイヤ | 1/4束(60g)で
384μg |
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納豆 | 1パック(50g)で
300μg |
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ほうれん草 | 1/4束(60g)で
162μg |
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抹茶 | 小さじ1(2g)で
58μg |
一日でどれぐらい取ればいいの?
30歳の男性では
目安量:150μg
30歳の女性では
目安量:150μg
とりすぎるとどうなる?
食事から取りすぎることはありませんが、健康食品等からの摂取で
過剰症となった場合には、貧血や血圧の低下が起こることがあります。
血栓症の人やワーファリン(抗凝固剤)を服用している人は、
薬の効果を妨げないように、摂取量を抑えるように言われます。
なるべく簡単に摂取するには
野菜類や納豆などに多く含まれます。
油脂に溶ける脂溶性ビタミンなので、水洗いなどで失われることはありません。
緑黄色野菜や海藻類を毎日の食事の中で、バランス良く摂るようにしましょう。
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